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中学高校の授業に役立つ科学ネタ~最新ニュースの話題から授業の小話まで~
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 今年はこれだ!と言った天文現象が少ない気がします。
 しかし,そんな中でも来月はちょっとしたイベントが発生します。
 天体(星の動きなど)については,中学校の理科第2分野で出てきますが,この時期に天体を教えている学校があったら非常にラッキーです。
 そうでなくても,一般的な雑学やちょっと先の理科の興味付けとして,取り上げるといいでしょう!

 天体の授業に限らず,理科の授業で大切なのはイメージ力をかき立てることだと私は思います。よく生徒や保護者から「理科が得意になるにはどうしたらいいですか?」とか「数学が苦手だから理科も得意になれないでしょうか」などと聞かれることがありますが,”計算ができる”=”理科も得意”だとは言えません理科に大切なのは計算力よりも”想像力”だと私は思います。もちろん計算ができないと結論を導けない事象も多いので,数学はいらないとはとても言えませんが・・・。
 私なりの,理科への興味付けや授業方法などは,改めて機会があったらお話しするとして,話を一旦戻しましょう。
 天体の授業のポイントは,やはり空間をイメージさせることと客観的視点を養うことだと思います。例えば教科書や星座早見表などでは,教員の意に反して生徒は「平面」で捉えている場合があります。星座早見表は平面で捉えて空を見上げても同じ見え方をするので問題ないと言えばないのですが,それでは当然月の動きや天動説の理解でつまづきます。
 後に記述しますが,今回取り上げた記事に出てくる惑星の動きも,教員から見ればどうして曲線を描いたりするのかすぐに分かるのですが,生徒に「なぜだろう?」と疑問を持たせるように導けたらすばらしと思います。
 来月(明日からですが)の天文ショーの詳細はこちら
             ↓
水星・金星・土星:日没後西の空,一堂に 好条件で観測可能--来月上旬

2007年5月31日 毎日新聞社


 ちなみに今年の主な天文イベントは,この惑星がほぼ並んで見える現象と,8月28日の皆既月食くらいですので,この機会を見逃さないようにしましょう!!!

 記事へのリンクについては毎日新聞社さんの承諾を得ています。
 また,リンク先の記事の著作権は,毎日新聞社さんにありますので,無断で転載などなさらぬように気をつけてください。


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プロフィール
HN:
理科男(りかお)
性別:
男性
職業:
理科教育アドバイザー
自己紹介:
元中学高校の理科教師。現在は理科教育のアドバイザーをしている。

このブログの更新は不定期です。授業で取り上げられそうなニュースが出たときなどを中心に週2~3回程度の更新になります。
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