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中学高校の授業に役立つ科学ネタ~最新ニュースの話題から授業の小話まで~
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 一般的に知られている発泡スチロールとは,主にポリスチレンのことを指しています。スチレンは化学の教科書にも出てくる物質ですが,発泡スチロールの再利用といった観点では,中学校はおろか小学校でも授業で取り上げているところが多いようです。

 高校の化学の授業や中学校の環境に関する授業などで,発泡スチロールをアセトンなどに溶かすと,生徒は大変盛り上がります。とにかくドンドン溶けていくからです。ビーカーなどに半分程度の量のアセトンで驚くほど発泡スチロールは溶けていきます。まだ実験したことがない方は是非一度試してみてください(廃液の処理には注意してくださいね)。
 発泡スチロールを溶かす実験で有名なのがリモネンを使ったものでしょう。リモネンとは柑橘類の果皮に含まれている物質で,異性体が3種類存在しますが,柑橘類の果皮に含まれているのはd体です(構造式は省略します)。アセトンで溶かした発泡スチロール(ポリスチレン)にリモネンを追加することで更に構造が変化し,ペースト状からコロイド液になります。この性質を利用してさまざまな実験を行うことができます。また,リモネンと言えば,ゴム風船にオレンジやみかんの汁を垂らすと風船が割れるといった実験でも登場します。

 さて,今回紹介するニュースは発泡スチロールの実験とは少し違うのですが,ニュースを見た瞬間,発泡スチロールの実験を思い出したので書かせていただきました。詳細は朝日新聞社さんの記事をご覧になればわかりますが,それほど難しい操作もないので,化学の実験などでもできそうです。
 リサイクルの授業で用いるも良し,高分子の授業で用いるも良し,文化祭で用いるも良しです!

アクリル板を溶かすと柔らかスポンジに 阪大教授が発見
2007年7月9日 朝日新聞社

 記事へのリンクについては朝日新聞社さんの承諾を得ています
 また,リンク先の記事の著作権は,朝日新聞社さんにありますので,無断で転載などなさらぬように気をつけてください。
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ありがとうございます。
勉強になりました。ありがとうございます!!
ミカ 2008/08/28(Thu)17:13:21 編集
理科男さんスゴイ
レポートの作成に役立ちました。ありがとうございました。
理科子 2011/06/05(Sun)12:01:02 編集
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理科男(りかお)
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職業:
理科教育アドバイザー
自己紹介:
元中学高校の理科教師。現在は理科教育のアドバイザーをしている。

このブログの更新は不定期です。授業で取り上げられそうなニュースが出たときなどを中心に週2~3回程度の更新になります。
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