中学高校の授業に役立つ科学ネタ~最新ニュースの話題から授業の小話まで~
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
夏といえばやはり花火ですよね!
高校の化学の授業で金属の炎色反応を学習しますが,ここで私は必ず花火の話題を授業で取り上げます。
花火の色だけでなくその仕組みについても説明します。
高校の化学の授業で金属の炎色反応を学習しますが,ここで私は必ず花火の話題を授業で取り上げます。
花火の色だけでなくその仕組みについても説明します。
花火の発色は,金属の炎色反応を利用したものです。自分も高校生の頃,「リアカー無きK村・・・」などと必死に覚えてきました。花火の話をしているとよく「白い花火は何の色ですか?」と聞かれます。白い花火とはフラッシュのようなタイプの真っ白なまぶしい光の花火を指しています。これはマグネシウムが使われていたと思います。原理としては金属の炎色反応なのでしょうが,現代の複雑な色の花火においては,授業で取り扱うような金属以外のものが成分として含まれているようです。残念ながら花火師の友人がいるわけではないので,詳しいことはわかりません。
さて,花火の仕組みは本でもインターネットでも調べることができますし,生徒に調べさせることもできるので,ここでは,ちょっとした体験談を書きましょう。
花火は日本にしかないものではなく,世界中で見ることができるのですが,日本の花火の技術は世界でもトップクラスです。国際花火大会(正式名称はわかりませんが)のようなものがあるらしいので,いつか見てみたいと思っています。花火の始まりについては詳しいことはわからないのですが,やはり中国の爆竹から派生したものであるようです。
ところで世界で一番大きな打ち上げ花火って何かご存知ですか?世界で一番と言えるのかどうかは分かりませんが,少なくとも日本で大きな花火と言えば新潟県長岡市の花火ですね!かの山下清画伯も日本一だと言った花火です。隅田川の花火大会も確かにきれいなのですが,長岡の花火はとにかく巨大です。この花火大会では通常時に尺玉を上げています。小さな町の花火ではメインにしてもおかしくない大きさです。そして長岡の花火の一番の目玉は,信濃川の川幅いっぱいに開く巨大な3尺玉の花火です。消防車のサイレンが鳴らされ,橋と周りの電気が消された中で,突然低いズドンという音と地響きが起こります。打ち上げの衝撃です。その後点高くに見たこともない巨大な花火が開き,川面まで火の粉が降ってくる状態です。
長岡の花火は曜日にかかわらず毎年8月2,3日に行われ,1日に3尺玉は2発上げられるので,1年に4発見ることが出来ます。まだ見たことが無い方は,是非是非見てください。私も間違いなく日本一の花火だと思います。ただし,近くの旅館はすべて前年に予約で一杯ですし,仮設トイレもたくさんあるのですがそれ以上にものすごい数の人なので,水やビールを飲み過ぎないようにした方がいいと思います。
さて,長岡の花火は日本一なのですが,実は大きさでいうと本当に日本一なのは新潟県片貝の花火でしょう。大きさは何と3尺半です!神社から御輿に乗った玉が打ち上げ会場まで運ばれてから打ち上げられるのですが,一説には花火師の限界に近い打ち上げ技術を要することから打ち上げ失敗の年もあるそうです。私は1度しか見ていませんが,運良く?見ることができました!片貝の花火の開催時期はたしか9月だったと思います。
打ち上げ花火の話ばかりになりましたが,私は化学の授業で手持ち花火を作ったことがあります。教科書や実験ノートなどには載っていません。市販の本などに鉄分を用いた線香花火の作り方が書いてありますが,私はそれから発展させた普通の手持ち花火(鉄分よりもう少し激しい反応をする物質を使いました)を生徒実験で作り,各グループの好きな色を出す金属を混ぜさせて授業の終わりに校庭で花火大会をしました。非常に注意を要する実験なので指導する方は疲れるのですが,生徒の記憶に残る実験もたまにはいいですよね!
今回は花火の仕組みについては省略しました。なぜなら毎日新聞社さんの今日の記事でわかりやすく解説されているからです。少しネタを取られてしまった感じで悔しいです。苦笑
記事へのリンクについては毎日新聞社さんの承諾を得ています。
また,リンク先の記事の著作権は,毎日新聞社さんにありますので,無断で転載などなさらぬように気をつけてください。
先日,中越地区で地震がありました。被災者の方はたいへん辛いでしょうががんばってください。一日も早い復興をお祈りしています。
さて,花火の仕組みは本でもインターネットでも調べることができますし,生徒に調べさせることもできるので,ここでは,ちょっとした体験談を書きましょう。
花火は日本にしかないものではなく,世界中で見ることができるのですが,日本の花火の技術は世界でもトップクラスです。国際花火大会(正式名称はわかりませんが)のようなものがあるらしいので,いつか見てみたいと思っています。花火の始まりについては詳しいことはわからないのですが,やはり中国の爆竹から派生したものであるようです。
ところで世界で一番大きな打ち上げ花火って何かご存知ですか?世界で一番と言えるのかどうかは分かりませんが,少なくとも日本で大きな花火と言えば新潟県長岡市の花火ですね!かの山下清画伯も日本一だと言った花火です。隅田川の花火大会も確かにきれいなのですが,長岡の花火はとにかく巨大です。この花火大会では通常時に尺玉を上げています。小さな町の花火ではメインにしてもおかしくない大きさです。そして長岡の花火の一番の目玉は,信濃川の川幅いっぱいに開く巨大な3尺玉の花火です。消防車のサイレンが鳴らされ,橋と周りの電気が消された中で,突然低いズドンという音と地響きが起こります。打ち上げの衝撃です。その後点高くに見たこともない巨大な花火が開き,川面まで火の粉が降ってくる状態です。
長岡の花火は曜日にかかわらず毎年8月2,3日に行われ,1日に3尺玉は2発上げられるので,1年に4発見ることが出来ます。まだ見たことが無い方は,是非是非見てください。私も間違いなく日本一の花火だと思います。ただし,近くの旅館はすべて前年に予約で一杯ですし,仮設トイレもたくさんあるのですがそれ以上にものすごい数の人なので,水やビールを飲み過ぎないようにした方がいいと思います。
さて,長岡の花火は日本一なのですが,実は大きさでいうと本当に日本一なのは新潟県片貝の花火でしょう。大きさは何と3尺半です!神社から御輿に乗った玉が打ち上げ会場まで運ばれてから打ち上げられるのですが,一説には花火師の限界に近い打ち上げ技術を要することから打ち上げ失敗の年もあるそうです。私は1度しか見ていませんが,運良く?見ることができました!片貝の花火の開催時期はたしか9月だったと思います。
打ち上げ花火の話ばかりになりましたが,私は化学の授業で手持ち花火を作ったことがあります。教科書や実験ノートなどには載っていません。市販の本などに鉄分を用いた線香花火の作り方が書いてありますが,私はそれから発展させた普通の手持ち花火(鉄分よりもう少し激しい反応をする物質を使いました)を生徒実験で作り,各グループの好きな色を出す金属を混ぜさせて授業の終わりに校庭で花火大会をしました。非常に注意を要する実験なので指導する方は疲れるのですが,生徒の記憶に残る実験もたまにはいいですよね!
今回は花火の仕組みについては省略しました。なぜなら毎日新聞社さんの今日の記事でわかりやすく解説されているからです。少しネタを取られてしまった感じで悔しいです。苦笑
アテナちゃんの教えて!:花火の仕組み 加熱した金属の燃焼
2007年7月18日 毎日新聞社
記事へのリンクについては毎日新聞社さんの承諾を得ています。
また,リンク先の記事の著作権は,毎日新聞社さんにありますので,無断で転載などなさらぬように気をつけてください。
先日,中越地区で地震がありました。被災者の方はたいへん辛いでしょうががんばってください。一日も早い復興をお祈りしています。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
理科男(りかお)
性別:
男性
職業:
理科教育アドバイザー
自己紹介:
元中学高校の理科教師。現在は理科教育のアドバイザーをしている。
このブログの更新は不定期です。授業で取り上げられそうなニュースが出たときなどを中心に週2~3回程度の更新になります。
このブログの更新は不定期です。授業で取り上げられそうなニュースが出たときなどを中心に週2~3回程度の更新になります。
最新記事
最新TB
ブログ内検索
最古記事
(05/05)
(05/06)
(05/10)
(05/13)
(05/15)
アクセス解析