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中学高校の授業に役立つ科学ネタ~最新ニュースの話題から授業の小話まで~
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 今回は,ちょっと面白いホームページをご紹介する予定でしたが,科学に携わる者として非常に興味深いニュースを見つけてしまいましたので,そちらについて,少々コメントしたいと思います。

 その記事とはこちらです↓
充電:心配なくなる? MIT研究チームが技術開発
2007年6月20日 毎日新聞社


 ついにそんな時代がやってくるのですね。
 実は,私も同じアイデアをずいぶん前から持っていました。もちろん私は研究者ではありませんし,そのような研究施設もありません。ただ,中学の電磁誘導の実験をするたびに,「これを使えば電源コードいらなくなるよなぁ」と思っていました。恐らく中学の理科の先生なら誰でも考えたことでしょう。まして物理の先生ならもっと具体的に考えられたかもしれませんね。
 ただ,その時いつも思うのは「電磁波が人体に与える影響」です。
 電場や磁場の研究は以前から行われていましたが,電磁波を実証したのは1888年でヘルツが初めてです。それから現代に至るまで無線,ラジオ,テレビを始め多くの電磁波を利用した製品が生まれて普及してきました。よく考えてみれば私たちの身の回りには24時間さまざまな電磁波が飛び交っています。
 原始の時代の人と現代人では本当に電磁波を受けている違いはないのでしょうか?
 特に携帯電話が普及してから電磁波が人体に及ぼす影響については盛んに研究されるようになってきましたが,はっきりとした結論は出ていないようです。理論から攻める研究者,実験から攻める研究者,統計から攻める研究者などさまざまです。
 今回のニュースのように伝達するエネルギーが大きい場合は,なおさら心配な感じもします。しかし,電磁波はその周波数によっても及ぼす影響はずいぶん異なりますし,当然今回の科学者はそこまで研究していると思います。

 細かい説明は生徒にとって不要だと私は思いますが,テレビなどで電磁波の存在を知っていて,なおかつ携帯電話やゲーム機で充電切れを経験している現代の中高生にとっては,間違いなく興味をかき立てるニュースですね!将来の人間の生活についてイメージさせるも良し,電磁波が体に与える影響を夏休みのレポート課題にするも良しです。このニュースについて機会があったら触れてみてはどうでしょうか?

 記事へのリンクについては毎日新聞社さんの承諾を得ています
 またリンク先の記事の著作権は,毎日新聞社さんにありますので,無断で転載などなさらぬように気をつけてください。
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HN:
理科男(りかお)
性別:
男性
職業:
理科教育アドバイザー
自己紹介:
元中学高校の理科教師。現在は理科教育のアドバイザーをしている。

このブログの更新は不定期です。授業で取り上げられそうなニュースが出たときなどを中心に週2~3回程度の更新になります。
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